読書メモ

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医学とはテクノロジーと芸術の間にある

医学とはテクノロジーと芸術の間にあるのですよ。今回参考にしたのは、河合隼雄氏と斎藤清二氏による対談「Narrative Based Medicine―医療における『物語と対話』」です。『週刊医学界新聞』第2409号(2000年10月23日)...
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現象学は臨床でどう役に立つのか

今回取り上げるのは、 Phenomenology in Primary Care: Integrating Phenomenological Insight Into Clinical Practice and Research です。プラ...
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「人間理解」は共感であり、切り離す、2段階構造

恩蔵絢子著「感情労働の未来ー脳はなぜ他者の“見えない心”を推しはかるのか?」(2026)の中で、「共感=人間理解」という理解では、うまくやっていけない可能性を指摘しています。共感することは人とわかりあえたという感じのすることであり、「共感=...
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「良心」があるほど苦しくなる—感情労働としての看護

本ブログには、理学療法士だけでなく看護師の方の訪問もあります。患者さんの苦しみを大切にするのと同時に、医療従事者の苦悩を知ることもまた大切だと感じています。武井麻子「感情労働と看護」(2002)を読むと、その苦悩が個人の努力や性格だけではな...
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「ふつう」ってなんだろう-病気と健康のあいだ-を読んで

本日は、『「ふつう」ってなんだろう 病気と健康のあいだ』(講談社現代新書)を読んだ感想です。筆者は、立命館大学大学院先端総合学術研究科教授で社会学者で、神経内科の専門医でもある美馬達哉先生です。本書の中では、馴染みのある疾患や、初めて聞く疾...
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社会学者が患者と家族のナラティブを聞きとる

社会学とは、世の中で当たり前と思われていることを「ほんま?」と問い直す学問。(同志社大学HPより)そんな学問を専門とする社会学者が、在宅緩和ケアの現場を聞き取りした報告がありました。相澤 出(あいざわ いずる)先生の論文で、『患者と家族のナ...
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医療者-患者関係と心理的安全性

心理的安定性とは、「この場で発言したり失敗したりしても、バカにされたり評価を下げられたりはしない」とメンバーが感じられる状態を指す概念です。この概念は、組織の風土や環境について論じられることが多いです。そんな中で、医師と患者や家族との関係性...
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人間関係の葛藤

社会心理学者の三浦麻子さんの著書『「答えを急がない」ほうがうまくいくーあいまいな世界でよりよい判断をするための社会心理学』より、人間関係の葛藤に関する部分がありました。今回は主に医療者と患者ではなく、職員間の人間関係について考えてみます。集...
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『ダイエット幻想』とナラティブ

こんにちは。今日は1冊の本を紹介したいと思います。本のタイトルは『ダイエット幻想ー痩せること、愛されること』結論から言うと、人は"自分らしさ"や"個性"を大切にしていますが、そのほとんどは、他者との比較によって成り立っていると言うことです。...
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アントノフスキー博士の逆転の発想

健康の謎を解く(Unraveling the Mystery of Health) 皆さん、こんにちは。 本日は、アーロン・アントノフスキー博士について紹介します。 皆さんは、この方の名前を聞いたことがあるでしょうか? アントノフスキー博士...