読書メモ

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研究に必要な「運・鈍・根」——ネガティブ・ケイパビリティと研究

帚木蓬生が紹介する、研究に必要な「運・鈍・根」。それはネガティブ・ケイパビリティの別の表現でもあります。「綺麗な結果が出ないといけない」と思い込んでいた自分について書いた読書メモです。
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専門家であることを、いったん脇に置く——キーツの「個性を持たない」力と医療者

「真の才能は個性を持たないで存在する」——キーツのこの言葉は、専門職アイデンティティの確立を求められる医療者に、逆向きの視点を投げかけます。専門家であるがゆえに揺らぐ「生活者としてのまなざし」について考えた読書メモです。
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「耐える」の先に、共感がある——帚木蓬生『ネガティブ・ケイパビリティ』を読む

答えの出ない事態に耐える力、ネガティブ・ケイパビリティ。帚木蓬生は、この能力を単なる我慢ではなく「対象の本質に迫り、共感に至る手立て」だと述べています。わからなさに持ちこたえることと共感の関係を考えます。
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「リハビリテーション」という言葉が本来意味するもの——読書メモ

毎日口にしている「リハビリテーション」という言葉の語源と、上田敏先生が1969年に提唱した「全人間的復権」という定義を辿りながら、日本のリハビリテーションの歴史と臨床の本質を考えます。
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読書メモ 三浦綾子『氷点』——違和感の先に広がる、人間の内側

三浦綾子の『氷点』を読んだ。違和感を覚えながらも「こうなってしまうのかな」という想像が膨らむ——人間の内側を丁寧に描いた小説の読書メモ。
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「半年だからやれる」——ある患者の語りから見えてきた、リハビリへの意欲

リハ意欲は単なる「やる気」ではなく、その人の生活史に根ざしている——そう論じた前回の記事に続き、今回は腕神経叢引き抜き損傷を持つ40代男性患者の語りを解釈学的現象学的分析で読み解いた研究を紹介します。9つのテーマから浮かび上がる意欲の多層的な構造は、臨床における「聴くこと」の重要性を改めて問い直します。
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苦悩することは、創造性の源泉であるー医療専門家サファリング論

医療専門家も苦悩する——しかしその苦悩は排除されるべきものではない。文化人類学者・浮ヶ谷幸代は、PSW・看護師・成年後見人の3つの事例を通じて、苦悩と向き合うことが新たなケアの術を生み出す「創造性の源泉」になることを明らかにする。エランベルジュの「創造の病い」を補助線に、専門家のサファリングを肯定的に位置づけ直す論考。
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医学とはテクノロジーと芸術の間にある

医学とはテクノロジーと芸術の間にあるのですよ。今回参考にしたのは、河合隼雄氏と斎藤清二氏による対談「Narrative Based Medicine―医療における『物語と対話』」です。『週刊医学界新聞』第2409号(2000年10月23日)...
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現象学 は臨床でどう役に立つのか

今回取り上げるのは、 Phenomenology in Primary Care: Integrating Phenomenological Insight Into Clinical Practice and Research です。プラ...
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「人間理解」は共感であり、切り離す、2段階構造

恩蔵絢子著「感情労働の未来ー脳はなぜ他者の“見えない心”を推しはかるのか?」(2026)の中で、「共感=人間理解」という理解では、うまくやっていけない可能性を指摘しています。共感することは人とわかりあえたという感じのすることであり、「共感=...