2026-02

研究会の記録

これからについて〜セラピストのエッセイ集〜

本サイトの目標の1つにセラピストのエッセイ集を作ることがあります。もうすでに、セラピストのエッセイ集は出版されていますが、それらを参考にさせていただきながら、また、新たな視点での執筆を考えております。もう少しで目標としていた、100記事投稿...
内省・関わり

「あなたならどうしますか?」と聞かれたときー医療の現場

病院にいるときの私たちは医療者であり、時折、選択する必要がある判断も、医療的に正しいと思われる方向への決定を下していくことになります。患者さんから「〇〇さんなら、どうしますか?」そう聞かれたとき、あなたは何と答えていますか?医療者として?生...
ナラティブ・語り

脱線する語りが教えてくれることー生活者の語り

臨床で患者さんの話が、途中で脱線したり、同じところを何度も行き来するような経験はありますか?普段の時間に余裕がない臨床の中では、「このままではいけない。必要な情報を聞き取らないと」なんて考えたりすることがあると思います。また、自分が聞きたか...
文化・医療人類学

「自己モニタリング」の実践とは?

自己モニタリング(セルフモニタリング)は、いくつかの分野で注目され、それぞれの分野でさまざまな思想や概念で表されています。広義の定義としては、「自分が行なっている行為や思考の展開や状況を自分自身が見守っていること」としています。一方で、看護...
内省・関わり

動いてもらうために — 離床を拒まれたときの私の迷い

臨床にいると、離床に消極的な患者さんには多く出会うと思います。今日は、そんなとき私自身が考えることを整理するという意味で記述していきたいと思います。なぜ、離床に拒否を示すのかの理由を探すこと。そして、それぞれで代替案を提案します。・身体症状...
文化・医療人類学

意味は、語りの中で探されている— 解釈学的アプローチから考える臨床の聞き方 —

人は語るとき、それほどうまい語り手ではなくともある道筋に沿って話す(話しているつもりである)。聞き手にとってストーリーが見えやすい場合もあれば見えにくい場合もある。聞き手がそのストーリーを見いだすのは、まずなんらかの「脈絡(文脈)」つまり「...
ナラティブ・語り

病いと不幸の物語

心身の不調を説明する特徴として、なぜ、どのようにその人が病気になったかということが、「物語/ナラティブ」の形で語られることがほとんどです。「病気の物語」を語ることは病気に「意味」を与えるという役割を持っています。特に個人的な苦しみの物語は、...
内省・関わり

セラピストが患者さんを一言で表すとき

「あの患者さん、キャラが強くてさ」臨床の中で、こんな言葉を耳にしたことがあるセラピストは少なくないと思います。もしかすると、自分自身が使ったことがある人もいるかもしれません。この、キャラクター(いわゆるキャラ)について考えてみます。「キャラ...
読書メモ

「ふつう」ってなんだろう-病気と健康のあいだ-を読んで

本日は、『「ふつう」ってなんだろう 病気と健康のあいだ』(講談社現代新書)を読んだ感想です。筆者は、立命館大学大学院先端総合学術研究科教授で社会学者で、神経内科の専門医でもある美馬達哉先生です。本書の中では、馴染みのある疾患や、初めて聞く疾...
質的研究

質的研究の理論的飽和とは?

質的研究は理論的飽和となるまでインタビューやアンケートを続ける。質的研究に関して「理論的飽和」という言葉を耳にすることがあると思います。今日は、この「理論的飽和」について、簡単に解説します。質的研究と量的研究の大きな違いの一つがサンプル数の...