内省・関わり

セラピストのあたりまえ

医療者が臨床で、「もやもや」を感じたとき、自分自身の「あたりまえ」を問い直すことから他者理解へと繋げることの大切さを訴えてきました。※こちらの記事を参照↓「医療者がもやもやを感じたとき」本日は一般的なセラピストのあたりまえについて考えてみま...
内省・関わり

「リスクを自覚せよ、そして適度に心配せよ」

「リスクを自覚せよ、そして適度に心配せよ」この言葉は医療人類学者の磯野真穂さんの論文より引用したものです。現代の予防医学が患者さんに無理な要請をしているのではないかという問いを的確に表しています。磯野先生は、心房細動によってリスクが増大する...
ナラティブ・語り

「議論しましょう」から始まった質的研究とナラティブ

私がナラティブや質的研究に興味を持つことができたのは一人の恩師との出会いです。それが、故 沖田一彦先生(県立広島大学)です。今日は、沖田先生がくれたご縁を振り返りながら、ナラティブと質的研究について考えてみます。高校時代|身体の話と生活の話...
質的研究

質的勉強会の立ち上げ

医療においては、数値を用いた客観的なデータを用いることが多く、痛みやQOLといった主観的なことについても数値化することが多々あります。一方で医療のナラティブを考えていくうえで、あえて数値に変換せずに、生のデータを扱うこと。そして、そのデータ...
内省・関わり

医療の常識に抗うのは非合理的なのか?

医療の常識は科学的であり根拠のあることだと考えている医療者は多いでしょう。一方で、その医療の常識に対して拒否反応を示す患者さんもいます。そんなとき、医療者は患者さんを不正確な知識を持っており、合理的な選択をできていない人だと思うことはないで...
内省・関わり

医療で語られるリスクとは

普段の臨床で、「リスク」という言葉を使用する機会は結構多いのではないでしょうか?私は理学療法士なので、「Aさんは、足関節の背屈が弱いので転倒のリスクが高いです。安静度に関しては、慎重にいったほうがいい」や新人理学療法士に「Bさんは心房細動の...
研究会の記録

在宅患者の介護者

在宅患者の介護者をめぐる支援について、『在宅における筋萎縮性側索硬化症療養者の介護者支援に関する一考察』という症例・事例報告をもとに、ナラティブ研究会を開催しました。本論文は、在宅介護における主介護者支援の限界と課題を、1事例の経過を通して...
読書メモ

社会学者が患者と家族のナラティブを聞きとる

社会学とは、世の中で当たり前と思われていることを「ほんま?」と問い直す学問。(同志社大学HPより)そんな学問を専門とする社会学者が、在宅緩和ケアの現場を聞き取りした報告がありました。相澤 出(あいざわ いずる)先生の論文で、『患者と家族のナ...
ナラティブ・語り

家族のナラティブを知ること

患者さん本人だけではなく、医療の現場では、家族の情報に触れることは非常に重要です。病状や検査結果とは別に、どのような仕事をしてきたのか、家庭の関係性はどうなのか、そうした話題は、一見すると病気の次の情報として扱われがちです。しかし、人類学者...
ナラティブ・語り

変化する語り(ナラティブ)をどう捉えるか?

医療者は病いの語り(ナラティブ)の読者であるという立場は、臨床での患者さんを知ることにつながります。一方で、病いの語りは頻繁に変化し、強固な思いではないのではと感じることがあります。何を、どのように語るのか。それは、場所や時間、関係性により...