2026-06

内省・関わり

その人にとってのウェルビーイングとは——リハビリの関わりの中で

機能が回復しても、その人の暮らし全体が満たされるとは限りません。WHOに由来するウェルビーイングと前野隆司氏の4つの因子を手がかりに、リハビリの関わりの中に流れる「よい状態」と、セラピストにできる「ともにいる」ことの意味を考えます。
質的研究

綺麗な分析より、確からしさを多方面から——研究に必要な「判断」についての私見

量的研究も質的研究も、最終的には研究者の判断を必要とします。大切なのは綺麗な分析ではなく、確からしさを多方面から検討すること。トライアンギュレーションや再帰性といった考え方から、研究と臨床に通じる判断のあり方を考えます。
質的研究

オープンコーディングと選択的コーディングとは——GTAの分析手順を整理する

グラウンデッド・セオリー・アプローチ(GTA)の中核をなす「オープンコーディング」と「選択的コーディング」。データから概念を立ち上げ、コア・カテゴリーへ統合していく分析手順を、初学者にもわかるように整理します。
質的研究

M-GTAの分析ワークシートとは——語りを概念にする一枚の表

M-GTA(修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチ)の中核をなす道具「分析ワークシート」を解説します。概念名・定義・具体例・理論的メモという四つの欄が、語りを根拠ある概念へと変えていきます。
質的研究

データをバラバラにしないこと——M-GTAが選ぶ「第三の道」

実証主義的立場のメリット(普遍的理論の生成)とデメリット(文脈性の喪失)を整理しながら、M-GTAが選ぶ「第三の道」——クリティカル・リアリズムの立場で語りを理論化する方法を解説します。
内省・関わり

「やる気がない」で終わらせない——医療の二元論と患者さんの物語

「歩かない=やる気がない」という解釈の裏に、医療者の二元論的な枠組みが潜んでいます。クラインマンの病いの語りを手がかりに、患者さんが生きている物語に近づくことを考えます。
内省・関わり

新人でも、ベテランでも——セラピストが抱える不安について

担当制という仕組みの中で、セラピストは常に「この患者さんに十分に応えられているか」という不安を抱えています。新人のころとベテランになってからでは不安の形が変わるだけで、それは誠実さの表れかもしれません。