2026-08

文化・医療人類学

生活者が病人になるとき、何が起きているのか——無意識に進む社会的な移行

パーソンズの「病人役割」を知ったとき、患者さんの戸惑いや「問題行動」が少し理解できた気がしました。生活者から病人への移行は、暗黙のうちに進みます。セラピストが知っておきたい社会的文脈について考えます。
研究会の記録

入院するということ、それ自体が不安である——当事者である理学療法士の語りから

病いの当事者でもある理学療法士の方に、ご自身の経験を語っていただいた研究会の記録です。症状の重さとは関係なく、入院という体験そのものが不安と孤独を伴うこと。声かけひとつが持つ意味について考えました。
文化・医療人類学

患者さんの「こうすれば良くなる」を、否定しないこと——保健信念という考え方

「こうすれば健康になれる」という患者さん自身の考えを、保健信念といいます。文化や信仰と結びついたその信念を頭ごなしに否定すると、信頼関係は築けません。専門職どうしの意見の食い違いから考えます。
内省・関わり

「そばにいることしかできない」と感じるとき——時間と、第三者としての医療者

患者さんの望む結果にならないと知りながら関わる時間。「そばにいることしかできない」と感じるとき、その関わりを過小評価していないでしょうか。時間が解決するものと、第三者だからこそ聴けるナラティブについて考えます。